さがえ屋かわら版
田麦俣の多層民家(鶴岡市)
短い夏の終わり、ススキの穂が気持ち良さそうに風に吹かれるころ、
湯殿山の麓、田麦俣に行ってまいりました。
田麦俣は県内でも有数の豪雪地帯。昔ながらの多層民家も残っています。
田麦俣は庄内地方と内陸地方を結ぶ六十里越街道沿いに有り、
湯殿山詣で賑わった頃は宿場としての役割を担いました。
その後、民家の多層構造を利用し、養蚕が盛んとなったようです。
その独特で美しい外観は「かぶと造り」と呼ばれています。
この多層民家の一つ、民宿「かやぶき屋」では
地元の山菜や岩魚などでもてなしてくれます。
又、有料ですが民家の中も見学できるようです。
六十里越街道に沿って山を登ると、なんとも言えない絶景が広がります。
山沿いに国道112号線が見えます。
七つ滝の見える見晴らし台で、店長も感じました。
「山形に生まれて良かった」
さがえ屋からですと、国道112号線を鶴岡市方面に進むと
看板が有ります。車で約1時間ほどでしょうか。
山形の多層民家、旅の一つにご検討くださいませ。
- 2008.09.01
- 18:05
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