山形県内の農家さんが丹精込めたお米で創る【新米煎餅】
「つや姫」はブランド価値を維持するため、山形県内で栽培できるのは県の認定を受けた農家に限られています。また作付面積によって購入できる種の数量が定められているため、農家さんは「決して失敗できない」と言います。
一年の米作りの半分がこれで決まる苗づくり
一年の米作りの半分がこれで決まるという苗づくりは、種まきから二週間が勝負だとか。芽が出てからは高温で芽が焼けてしまわないよう、直射日光を当てずに大切に育てます。ビニールハウス内の温度管理には片時も気が抜けません。
田植えは家族や仲間が集まり力を合わせて、お互いにより良い米を作るため、地元農家さんと日頃から成功談や失敗談などの情報交換を行っていると言います。つや姫は山形の宝。地域全体で大切に育て、盛り立てているのです。
稲にストレスをかけ生命力を引き出す！
地元のつや姫生産農家さんは言います。「田植え後は水の管理と肥料の管理が重要となる。水の量にも工夫し、あえて田んぼの水を少なくする時間を作り、根っこにストレスをかけるんだ。そうすると根っこが沢山出て丈夫な稲に育つ。」農家さんとのお話をすると、代掻きとから稲刈り時まで、いかにして稲の生命力をあげていくか、特に根の張りぐあいを意識した米作りを目指していることが伝わってきます。時には化学的に、時にはその経験で臨機応変に対応する姿には米作りに対する情熱がヒシヒシと感じられます。山形のおいしいお米の秘密は県内の農家さんが日々米作りを研究していく姿勢の賜物なんですね。
稲はお盆のころ花が咲き、登熟期に入ります。その後９月～１０月には稲刈りとなり、新米の季節がやってきます。
最高にうまい煎餅を創るために
新米の時期になると、毎年現場に緊張が走ります。うまい米を作るために農家さんが一年間を費やした苦労を決して無駄にはできない。農家さんの真心を受け取り、今度は私たちが最高にうまい煎餅を創るんだ！
お客様の「うまい！」の笑顔のために
めざすのは、新米だからこそ叶う、米の旨みと香りがしっかり活きた、ふっくらサクサクの軽やかな食感！各工程の責任者が集まって真剣に話し合う風景は、この時期ならでは。皆、気合が入ります。
「よし、これでいける！」一斉に機械を稼働！まるで工場全体にエンジンがかかったような活気の中、ひとつひとつの工程をていねいに進めていきます。今年もお客様の「うまい！」の笑顔のために。
