一つの缶の物語
お客様からの贈り物 一つの缶の物語
煎餅工房さがえ屋本店には年代物の缶が展示されています。
実はこの缶はお客様が本店にお持ち下さった缶なのです。
この缶は創業当時の商品に使用していたもので、
『空になった後もお菓子入れとして三十年近く使っていた』
と笑顔で教えてくださいました。
使い込まれたその缶は傷やへこみもあるのですが、
渋く輝き、セピア色に変色したラベルは傷んでおらず、
大切に使われてきたことが伺えます。
そんなにも長い間愛用して下さったこと、そして足を運んで教えに来て下さったこと。
さがえ屋をずっとお客様のおそばに置いてくださったことに、胸があつくなる想いがしました。